2017-05-09 第193回国会 衆議院 環境委員会 第15号
○山本(公)国務大臣 日本生態学会など十九学会により連名で提出された要望書において、大浦湾のサンゴ礁生態系は特筆すべき特徴と価値があると指摘をされております。 環境省としても、辺野古、大浦湾を含む沖縄島中北部沿岸は、生物多様性の保全上重要な海域であると認識をいたしております。
○山本(公)国務大臣 日本生態学会など十九学会により連名で提出された要望書において、大浦湾のサンゴ礁生態系は特筆すべき特徴と価値があると指摘をされております。 環境省としても、辺野古、大浦湾を含む沖縄島中北部沿岸は、生物多様性の保全上重要な海域であると認識をいたしております。
環境省では、サンゴ礁生態系の変化を調べるため、モニタリングサイト一〇〇〇サンゴ礁調査として、全国に二十四のモニタリングサイトを設置して、平成十六年度より毎年調査を実施しております。
○亀澤政府参考人 世界のサンゴ礁には九万種の生物が生息をしているとされており、サンゴ礁生態系は、単位面積当たりの生物種の数が最も多い生態系の一つと言われるなど、生物多様性が大変豊かであります。 サンゴ礁を形成する造礁サンゴの排せつ物や、サンゴの体内に共生する褐虫藻が光合成によって生産している有機物は、甲殻類や魚類の餌資源となっております。
このため、昨年三月に関係省庁や研究者、自治体の協力を得て策定しました、サンゴ礁生態系保全行動計画二〇一六―二〇二〇に基づく取り組みをより一層推進することが重要と考えております。 この行動計画では、二〇二〇年度までに地域社会と結びついたサンゴ礁生態系保全の基盤が構築されることを目指して、三つの重要課題を掲げております。
気候変動に伴う海水温の上昇がサンゴ礁生態系に影響していると指摘されております。サンゴ礁生態系の保全に向けて、我が国では、地球温暖化の防止に向けた国内外のさまざまな取り組みに加え、サンゴ群集の保全や回復力を高めるための各種対策を進めています。 具体的には、平成二十二年度策定のサンゴ礁生態系保全行動計画を昨年度末に改定し、新たにサンゴ礁生態系保全行動計画二〇一六—二〇二〇として策定しました。
しかし、近年、急速な観光開発や気候変動等によってサンゴ礁生態系への悪影響が深刻な問題となっております。 派遣団は、二〇〇一年一月に、アジア太平洋地域におけるサンゴ礁研究の拠点として我が国の無償資金協力によって建設されたパラオ国際サンゴ礁センターを視察いたしました。
しかし、環境省は、サンゴ礁生態系保全行動計画を平成二十二年四月に策定して、サンゴ礁やサンゴ海域を守るさまざまな取り組みをするんだということが明確に出ています。 そこで伺います。 この大浦湾全体を含めた海域の保全に対する取り組みについて、特にこの件に関しては防衛省がアセスメントを行ったという経緯を踏まえて、防衛省に答弁をいただきたいと思います。
しかし、今答弁にありましたとおり、守るべきものがあり、その計画があり、さらにはサンゴ礁生態系の保全行動計画などなど、環境省は一生懸命努力をしているということが本当にしっかり伝わってまいります。伝わってくるんですが、守られるものが守られない環境行政というのは何なのか。
○国務大臣(望月義夫君) 我が国は、サンゴ礁保全に関する国際的な取組といたしまして、サンゴ礁生態系の保全を目的とした枠組みで国際サンゴ礁イニシアチブ、ICRIといいますけれども、この設立を米国とともに、一九九四年に日本の国も米国と一緒に主導したわけでありますが、このイニシアチブにはパラオ、今先生もお話ございましたように、パラオやインドネシア、フィジーなど三十五か国、それから三十二の機関が参加をしているところでございます
今後とも、そうした豊かな環境をやはり次世代に引き継いでいく、そういうサンゴ礁生態系保全行動計画に基づいて、関係省庁や国内外の関係者とともにサンゴの保全を推進していきたいと思います。 また、宝石サンゴについてでございます。
一方、サンゴ礁が随分劣化をしておりましたので、環境省では、サンゴ礁生態系保全行動計画を、委員御指摘のとおり、平成二十二年に策定いたしました。また、国際的にも国際サンゴ礁イニシアチブが平成六年に発足して、我が国もそのメンバーとなっております。 一方、サンゴ礁を形成する造礁サンゴのほかにもサンゴがございまして、現在問題となっている宝石サンゴは造礁サンゴとは全く別のものでございます。
さて、政府は、平成二十二年四月に環境省が中心になってサンゴ礁生態系保全行動計画を策定をいたしております。同計画によると、我が国のサンゴ礁の生態系が著しく劣化をしており深刻な状況にあると、その保全の取組をこれまで以上に加速をしなければならないとされております。
初めに、私が勤めております財団法人日本自然保護協会は、過去にありました沖縄県石垣島の新空港計画などのサンゴ礁生態系にかかわる環境影響評価ということに長年かかわってまいりました。
なぜそれを私たちが問題にしているかというのは、白保のサンゴ礁生態系というのはやはり北半球で最大の規模で最古と言われるアオサンゴの大群落があります。そして、非常に科学的に貴重な多くの自然相というユニークなサンゴ礁環境があの地域には広がっているわけです。ですから、世界の遺産と指定されているぐらい非常に貴重なものであるわけです。
二、三例を申し上げますと、環境庁に一括計上されております予算として国立機関公害防止等試験研究費というのがございますが、この試験研究費の枠内で、赤土流出の発生機構、防止技術、サンゴ礁生態系への影響あるいはモニタリングの技術、こういったものに関する研究を平成三年度より五カ年計画で推進をいたしております。
また、今御指摘がありましたように、環境庁としましては、環境庁に一括計上されている各省庁の国立機関公害防止等試験研究費というものがございますが、その中で赤土の流出の発生機構ですとか防止技術、それからサンゴ礁、生態系への影響、モニタリング技術などに関する研究を推進しているところでございます。
しかし、新予定地を五月一日から四日、五月十一日から十四日の二回に分けて現地調査を実施した財団法人日本自然保護協会は、結論として、「今回の変更地についても、白保地先の旧計画地同様、健全なサンゴ礁生態系である一連の白保サンゴ礁を破壊する計画として自然保護上極めて問題が多いと考えられる。」
日本自然保護協会の資料によりますと、付記のところで「現在白保地先の轟川から、大量の赤土が海に流れ出し、白保地先のサンゴ礁生態系にとって危機的状況が生まれている。これは河川改修や、轟川の上流域で配慮のない土地改良工事が行われている結果である。早急にこの赤土流出を止める手だてを講じなければ、白保サンゴ礁生態系の健全さは維持できない。今後の保護対策上、最も緊急に改善すべき事項である。」
私、ここの決議文をこう見たんですけれども、「日本政府が白保サンゴ礁における全ての生物相に関する研究プログラムを履行し、サンゴ礁生態系の研究と管理を推進し、日本におけるサンゴ礁の一般的状態をモニターし、サンゴ礁の破壊と劣化の原因を究明するよう慎んで提案する。」、こういうようなことも含めまして、大変厳しいことを、日本政府に頑張りなさいと言っているような感じがするんです。